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【バイオマスフィルム】フジロックで今年もライスレジンごみ袋が採用されました!

2024.08.05
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毎年夏に新潟県苗場で開催されているフジロックフェスティバル。

魅力のひとつは大自然に囲まれながら音楽を楽しみ日常とは異なる空間を体験できることです。

この日は快晴!たくさんのフジロッカーがいました。
目次
  • 世界一クリーンなフェスを目指して
  • フジロックにぴったりのお米から生まれたごみ袋
  • フジロックの環境への取り組みにマッチしたライスレジンごみ袋
  • ごみ袋だけでなく、フジロックオリジナルピンバッジも
  • ライスレジンのこれからのチャレンジ
  • SDGs、そして未来のフジロックにむけて

後ろのほうでは椅子に座りながらまったり鑑賞できます。
お子様も自然の中で楽しむことができます!涼しそう~

世界一クリーンなフェスを目指して

フジロックでは「自然と音楽の共生」を目指し、主催者・参加者が共にイベントで派生する環境負荷の軽減を試みると共に森の未来に向けてもさまざまな環境問題に取り組んでいます。

地球温暖化の原因となるCO2を削減するため、一部のステージ全体の電力を天ぷら油をリサイクルしたバイオディーゼル燃料を使用したり、会場で出たごみは出来る限りリサイクルできるよう「イベント内資源循環リサイクル」と掲げ、ゴミの分別を呼び掛けています。

会場内には地球環境・森林保全・被災地支援・平和など私たちをとりまく様々な問題に取り組み活動するNGO団体の集まるブースや、フジロックと新潟県が協働して立ち上げた森の保全活動を行う「フジロックの森プロジェクト」のブースもありました。

会場内複数個所にカラフルなごみステーションが設置されています。
森を感じる「ボードウォーク」。森の植物を踏みつけないようにボランティアの方々、苗場の皆さんが作った木道だそう。
会場の装飾もかわいいです。
リサイクル素材をアップサイクルして制作されたアウトドアフットウェアブランドKEENのオブジェ。
夜にはソーラーエネルギーを活用してライトアップされるそう。

フジロックにぴったりのお米から生まれたごみ袋

そして、そんなフジロックでの環境対策として、お米からできた「ライスレジン®製ごみ袋」が入場ゲートで配布されています。

食用に適さない古米、米菓メーカーなどで発生する破砕米など、 飼料としても処理されず廃棄されてしまうお米を新しいテクノロジーでプラスチック「ライスレジン」へとアップサイクルして作られたごみ袋。

バイオマス率25%製造されているため独特の手触りや風合い、お米の香ばしい香りがするのが特徴です。

まさに、米どころ新潟県で開催されているフジロックにぴったりなのです。

配布してくれている、ごみゼロナビゲーションスタッフさんもごみ袋に興味津々。

原料や製造方法などいろいろと質問してくださり、来場者に配る際に説明してくださいました。

ポーズとってくれました!ありがとうございます!

ごみ袋としてはもちろんですが、急な雨の時に荷物を入れたりちょっと座りたいときに足元に敷いたり何かと使い勝手の良いライスレジン®製ごみ袋。

会場内でもほとんどの方が使用してくれていました。

フジロックの環境への取り組みにマッチしたライスレジンごみ袋

このライスレジンのごみ袋の製造に携わった、株式会社バイオマスフィルムの営業担当 平澤 一也さんにお話を伺いました。

―このフジロックでライスレジン®製ごみ袋が採用されるようになった経緯を教えてください。

平澤:フジロックでライスレジン®製ごみ袋が採用されて今年で4年目です。

それまでは前年に回収されたペットボトルをリサイクルしたゴミ袋が使われていたのですが、コロナウイルス感染が拡大した影響でペットボトルの回収・分別が困難になりました。

そんな中で、非食用米をアップサイクルして作るライスレジンゴミ袋を提案したところ採用していただきました。

フジロックの環境問題への取り組みと環境にやさしいライスレジンごみ袋がマッチできたのかなと思います。

1年目はコロナ自粛明けで開催された初めての野外音楽フェスだったので、来場者も抑えての開催でしたが、年々来場者が増えてごみ袋も認知されてきたかなという手応えがあります。

みなさん、ごみ袋の匂いを嗅いで驚いています。「お煎餅のような香りがする」って(笑)

ごみ袋は3種類あるのですがそれぞれオシャレなデザインなので見た目的にも使いやすいと思います。

最近は海外からの来場者も増えていて、日本よりも環境に対する意識が高い方々が多いのでごみ袋についてもよく聞かれたりしますね。

日本=お米と考えてくれている方も多いので日本由来の原料で作られているごみ袋は日本らしくて貴重だと言っていただけます。

ごみ袋だけでなく、フジロックオリジナルピンバッジも

―今回は新たな試みとして、フジロックオリジナルデザインのライスレジンピンバッジをグッズとして制作されたとうかがいました。グッズを作るにあたってこだわった部分はどこですか?

平澤:野外フェスなので、帽子やカバンに簡単につけられるピンバッジにしました。バッジのデザインはデザイナーがこだわって考えてくれました。森づくり環境保全プロジェクトのロゴや、フェスでトリを務める意味のHEAD LINERの文字をデザインしました。シンプルながら、フジロックならではのデザインになっています。

ブースで足を止めて見てくれる方も多く、ゲートで配っているごみ袋と同じライスレジンを使用して作っていることをお伝えすると興味を持っていただけますね。

お客様とのコミュニケーションも楽しそうです。

ライスレジンのこれからのチャレンジ

―これらの大きなイベント分野の採用を通じて感じたことはありますか?また、今後のイベント分野においてライスレジンをどのように普及していきたいですか?

平澤:フジロックは、SDGsに対する取り組みが毎年進化しています。わたし自身も参加させていただくようになってから、より環境保全や人権問題など様々な問題を知るようになりました。まずは世界でどういった問題が起きていて、どんなアクションが出来るかを知ることが大事だと思います。その中でリサイクルだったり、エシカル消費だったり自分に出来ることを少しずつでも取り組んでいけたらいいですよね。

これからもフジロックのサステナブルアクションの一つとしてライスレジン®ごみ袋を配布していけたらなと思います。そして、その他のフェスやイベントにも積極的に参加してもっとたくさんの方々に知っていただけるようにこれからも活動していきたいです!

SDGs、そして未来のフジロックにむけて

人や物が一挙に集まる野外フェスやイベントは良くも悪くも経済や環境に多大な影響を与えますが、それは主催サイドの意思や来場客のマナーでイベントのあり方は大きく変わります。フジロックではイベントの魅力を損なうことなく、参加者全員が自然と環境保全に繋がるような行動をし、SDGs、そして未来の<フジロック>に向けた活動を作り上げていました。

これからも自然と音楽が調和し、森と地球とともにみんなが楽しめる場所であることを期待しています。

環境にも優しいお米を原料としたライスレジン。

サステナブルやSDGsの取り組みにご興味のある企業様・団体様は、お気軽にお問い合わせください!

〈ライスフィルムについてはコチラ↓〉